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合同会社はどんな形態の会社?株式会社との違いとは?

2020年9月30日
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みなさんは「合同会社」という会社の形態をご存知すか?おそらく多くの方が、会社設立と聞くと「株式会社」をイメージするのではないでしょうか?しかし、近年では、会社法の改正により、合同会社を設立する方が増えています。

では、合同会社とはどのような形態の会社なのでしょうか?この記事では、合同会社について分かりやすく解説していきます。

合同会社とは?

会社を設立する場合は、「株式会社」「合同会社」「合資会社」「合名会社」の4つの会社の形態からひとつ選択する必要があります。「合同会社」は、2006年5月に設けられた比較的新しい会社の形態で、「LLC(=Limited Liability Company)」と呼ばれることもあります。

合同会社の特徴として、①経営者と出資者が同一、②出資者すべてが有限責任社員、という点が挙げられます。

特徴その①経営者と出資者が同一

合同会社は、経営者と出資者が同一であることが最も大きな特徴となっています。しかも、出資は金銭だけでなく、技術やノウハウなど金銭以外のものでも代替できます。したがって、金銭がなくても、経営資源となる何かを出資できるなら、合同会社を設立することが可能となります。

特徴その②出資者すべてが有限責任社員

合同会社は、出資者全員が有限責任社員であることも大きな特徴です。有限責任とは、もし会社が負債を抱えたり、債権者から請求されたりした場合、出資額以上の責任を負う必要はない、ということです。

合同会社の法的性質は「間接有限責任」なので、合資会社や合名会社のように、出資者が負債に対して自腹を切ってでも責任を負わなければならない「無限責任」と比較すると、リスクが少ないことが特徴となっています。

合同会社と株式会社の違いとは?

【経営方式の違い】
合同会社と株式会社では、経営方式が全く異なっています。合同会社は、その特徴となっているように、経営者と出資者が同一した経営方式を採用しています。

一方、株式会社は、実際に事業を行う経営者と、会社の所有者である出資者(株主)が分離した経営方式を採用しています。つまり、株式会社では、出資者が自ら経営をするのではなく、株主総会で選んだ取締役に経営を委任し、事業に加わります。

このような経営形式は、「所有と経営の分離」と呼んでいます。経営者と所有者を分離することで、客観的な経営が行えるというメリットがありますが、柔軟な経営ができにくいというデメリットもあります。

【設立にかかるコストの違い】
合同会社と株式会社では、設立コストに関しても大きな違いがあります。合同会社の場合、費用面でも安く抑えることができるため、株式会社よりも設立しやすいというメリットがあります。法改正により、資本金1円からで会社を設立することができるようになっていますが、現実的には難しいのが事実です。

特に株式会社の場合は、登録免許税や公証人の手数料なども発生するため、設立時には最低でも20万円前後のコストは必ず発生します。その点、合同会社の場合は、設立時のコストを抑えられるので設立しやすいと言えます。

【利益の分配方法の違い】
株式会社の場合は、事業で儲けた利益を各株主に還元する必要があります。一方、合同会社には、株式の制度がありません。そのため、自由に利益を配分することができます。したがって、設立時に資金がなかったとしても、公平に利益を分配できるというメリットがあります。

まとめ

近年、合同会社という会社形態を選択する方が増えています。なぜなら、設立時のコストが安いこと、会社設立時の手続きが簡単なこと、柔軟な経営ができること、など株式会社と比較すると有利なメリットをたくさん得られることができるからです。

ビジネスを始めることには、会社形態を問わず、必ずリスクが伴うものです。しかし、合同会社であれば、万が一失敗したとしても、株式会社よりも損失額を抑えることができます。

事業が成功した場合は、成功したときに株式会社などの他の会社形態に変更することも可能です。ですから、会社設立を検討している方は、会社形態を選ぶ際には慎重に選択しましょう。


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