0120-919-732 0120-919-732

電話受付時間 9:00 - 19:00(平日)

税理士事務所 口コミ 紹介実績

未払費用とは?仕訳方法・未払金との違いを解説

「未払費用」と「未払金」は、会計上では「負債」に区分されています。両者は似たような名前をしていますが、どのような違いがあるのでしょうか?本記事では、「未払費用」と「未払金」の違いについて解説します。

未払費用と未払金の共通点

未払費用と未払金に共通する点は、会計上で「負債」項目に区分されることです。つまり、まだ支払っていない経費を計上するときに使う勘定科目です。では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?

未払費用と未払金の違い

未払費用と未払金の違いは、以下の通りです。

未払費用:継続的に利用するサービス / すでに確定している費用
未払金:単発的(その場だけ)に発生するサービス / 未確定の費用

では、詳しくみていきましょう。

未払費用とは?

未払費用とは、一定の契約にしたがって継続してサービスの提供を受ける場合、すでに提供されているサービスに対しての代金が未払のときに使う勘定科目です。つまり、以下の2つの条件を満たしている費用は、未払費用として計上できます。

条件①一定の契約にしたがって、サービス(役務)が毎月継続していること。
条件②一定の契約にしたがって、サービス(役務)の内容が毎月同じであること。

このように未払費用は、サービスの提供を継続的に受けているときに使われる勘定科目です。よって、後述しますが、物品の購入では未払費用ではなく、未払金を使います。なお、未払費用は、未払経費とも呼ばれることもあります。

【具体例】
未払費用に該当する費用の一例として、次のようなものが挙げられます。
・給与
・水道光熱費
・通信費
・賃貸料
・リース代
・借入金の利息
・社会保険料 など

これらは時の経過に伴って費用が発生します。よって、未払費用は、一定の計上時期(決算期など)でその期間分の金額を計算しなければいけません。

未払金とは?

未払金は、単発的な費用が未払いのときに使う勘定科目です。これには物品の購入やサービスの提供などが該当します。ただし、売上の原価となる商品や材料の仕入代金や外注費などは、「買掛金」に該当します。

つまり、未払金と買掛金は、未払の負債という共通点がありますが、未払が発生する原因に違いがあります。

【具体例】
未払金に該当する費用の一例として、次のようなものが挙げられます。

・固定資産の購入費用
・自動車の修理費用
・ホームページの作成費用  など

未払費用の仕訳

前述しましたが、未払費用を仕訳する際には、決算日など一定の計上時期でどのくらい費用が発生したかを計算する必要があります。では、具体的な仕訳例をみてみましょう。

例:25日締めで当月末に給与を支払う場合

雇用契約は、毎月決まった期間で計算します。この例では毎月25日締め、つまり、翌月の25日で計算期間が終わります。会計用語では「継続的な取引」といいます。

(借方)賃金給与 300,000円  (貸方)未払費用 300,000円

・翌期の仕訳
(借方)未払費用 300,000円  (貸方)賃金給与 300,000円

このように未払費用は、「期またぎの費用」をつなぐ勘定科目として使われています。これを「経過勘定」といいます。

未払金の仕訳

単発的な取引の場合は、未払金として計上します。例えば、車両を購入した場合、車両は当期中に引き渡されています。つまり、モノ(サービス)の受け取りは完了しています。

しかし、その対価が支払っていない状態の場合は、未払金として以下のように計上します。

(借方)車両 1,000,000円  (貸方)未払金 1,000,000円

・翌期の仕訳
(借方)未払金 1,00,000円  (貸方)現預金 1,000,000円

まとめ

本記事では、未払費用と未払金の違い、具体的な仕訳例についてご紹介しました。税理士コンシェルジュの税理士紹介サービス税理士紹介公式サイト-顧客満足NO.1【税理士コンシェルジュ】では、無料で税理士をご紹介しています。会計に関してご不明な点がある場合は、専門家である税理士へお気軽にご相談ください。


こんな記事も読まれています

決算書の「マイナス三角△」の意味とは?具体的な使い方など日本独特の会計事情 おそらく経理担当者を含め多くの方が、財務諸表や決算書に記載されている「マイナス三角」、つまり「△」マークを見たことがあるのではないでしょうか?経理を始めたばかり… 「棚卸し」とは?意味や目的、作業方法まで分かりやすく解説 多くの方が「棚卸し」という言葉を見聞きしたことがあることでしょう。では、実際何をしているのか、また、その目的な何なのかをご存知でしょうか?この記事では、棚卸しの… 所得金額と収入金額の違いとは?確定申告で必要な基礎知識と計算方法 「所得金額(給与所得)」「収入金額(収入所得)」。これらはよく見聞きするものの、その意味や違いを理解していないという方もいることでしょう。本記事では、所得金額と… 金融機関お届け印とは?実印と同じ印鑑で兼用しても大丈夫? 「金融機関お届け印」とは、通称、「銀行印」とも呼ばれている、銀行などの金融機関で口座を開設する際に押印する印鑑のことで、会社設立時に準備すべき印鑑のひとつです。… 法定福利費とは?種類や負担料率、計算方法、福利厚生費との違いまで解説 「法定福利費」とは、その名前の通り、法律で定められている福利厚生費です。では、一般的に知られている「福利厚生費」とは何が違うのでしょうか?経理担当者の中には、「… 年商とは?売上高との違いや一般的な使い方など年商の基礎知識 ニュースなどでよく見聞きする「年商○○億円」の「年商」という言葉は、事業に直接関わっていない方でも馴染みのある言葉です。では、年商には、どのような意味があるので… オペレーティングリースとは?仕組みや仕訳、メリットなどリース取引の基礎 オペレーティングリースとは、自動車や機械、装置など多種多様な資産を法人などに貸し出すリースの一種です。リースを利用するなら、初期費用を抑えることができたり、固定… 帳簿の「摘要」には何を書けばいい?記載目的や記載例など書き方まで解説 会計帳簿や振替伝票、出金伝票などには、必ず「摘要(てきよう)」という欄があります。どのような様式でも、摘要の欄は比較的広いスペースがあるため、どのようなことを記… 資産除去債務とは?超初心者でも概要や仕訳方法が分かるよう解説! みなさんは「資産除去債務」という勘定科目を聞いたことがおありですか?経理担当者の方だとしても、聞いたことがない方がいるかもしれません。あまり使用する機会がない勘…