1億5700万円脱税疑いで告発「自分は大丈夫」と思っている経営者ほど危ない理由
1億5700万円を脱税した疑いで、
女性インフルエンサーが 東京国税局に告発された というニュースが報じられました。
このニュースを見て、
-
「インフルエンサーの話でしょ」
-
「自分は法人だし関係ない」
-
「さすがに悪質すぎる」
と感じた方も多いかもしれません。
しかし、税務の現場では
「悪質な脱税をしたつもりはないのに、同じ構造で指摘される会社」
が後を絶ちません。
特に、
年商1〜30億円規模の経営者にとって、
この事件は決して他人事ではありません。
目次
脱税事件の本質は「金額」ではない
今回のニュースで重要なのは、
金額の大きさや職業ではありません。
問題の本質は、
-
収入の実態と申告内容がズレていた
-
税務上の扱いを軽く見ていた
-
専門家のチェックが機能していなかった
という 構造的なミス にあります。
なお、今回の告発については、
日本経済新聞の報道
でも詳しく触れられています。
ただし、
ニュースとして報じられる内容と、
実際の税務実務で問題になる論点は、
必ずしも一致しません。
「自分は関係ない」と思った瞬間が一番危ない
税理士コンシェルジュに寄せられる相談の中で、
実際に多いのが次のようなケースです。
-
売上は伸びているが、管理が追いついていない
-
個人と法人のお金が混在している
-
経費の線引きが曖昧になっている
-
税理士から「まあ大丈夫でしょう」と言われている
どれも、
最初は“よくある話” です。
しかし、この積み重ねが、
税務署から見ると
「意図的ではないが、看過できない状態」
と判断されることがあります。
経営者が見落としやすい「3つの境界線」
今回の事件と同じ構造で、
実際に問題になりやすいポイントは次の3つです。
① 個人と法人の境界線
-
どこまでが個人の収入か
-
どこからが法人の売上か
この線引きが曖昧なまま事業が拡大すると、
後からまとめて否認されるリスクがあります。
② 経費と私的支出の境界線
-
事業に必要だったのか
-
実態として私的利用ではないか
「少しくらいなら大丈夫」という判断が、
積み重なると致命傷になります。
③ 税理士任せにしている境界線
-
税理士がどこまで把握しているか
-
実態を正確に伝えているか
税理士は魔法使いではありません。
前提情報がズレていれば、
正しい判断はできません。
よくある失敗パターン
実際に指摘を受けた企業で多い流れは、次の通りです。
-
売上が伸び、処理が追いつかなくなる
-
「とりあえず今まで通り」で進める
-
税理士も深く踏み込まない
-
数年後、税務調査が入る
-
過去数年分まとめて否認される
問題は、調査が来た時ではなく、その何年も前に始まっている
という点です。
脱税かどうかを分けるのは「意識」ではなく「構造」
多くの経営者は、
最初から脱税をしようとしているわけではありません。
それでも結果的に、
-
申告漏れ
-
過少申告
-
重加算税
と判断されることがあります。
分かれ目になるのは、
-
きちんと整理していたか
-
専門家が機能していたか
-
フェーズに合った体制だったか
という 構造の差 です。
今の税理士で、本当に大丈夫ですか?
以下に一つでも当てはまる場合、
一度立ち止まって確認する価値があります。
-
売上が急に伸びてきた
-
事業内容が多角化している
-
個人と法人の区別が曖昧になっている
-
税理士との会話が「処理中心」になっている
-
税務調査を具体的に想定した話をしたことがない
事件から学ぶべきこと
今回の告発は、
「有名人だから狙われた」という話ではありません。
-
売上規模
-
収入形態
-
管理体制
が変わったにもかかわらず、
税務の考え方をアップデートしなかった
ことが最大のリスクです。
これは、
多くの中小企業経営者にもそのまま当てはまります。
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