税理士との上手な付き合い方|関係を長続きさせる経営者の行動と心がけ
📋 この記事でわかること
- 税理士と良好な関係を築くための経営者の基本姿勢
- 対等なビジネスパートナーとして接するための具体的な行動
- 税理士から最大限のサービスを引き出す情報提供の方法
- やってはいけない4つのNG行動
- 税理士のブレーンを上手に活用している経営者の共通点
「税理士に何か頼みたいけど、どう伝えればいいかわからない」「月次の打ち合わせが毎回雑談で終わってしまう」「税理士に不満はないけど、もっとうまく活用したい」——そうした悩みを持つ経営者は少なくありません。
税理士との関係は、経営者側の関わり方によってその質が大きく変わります。同じ税理士でも、経営者の接し方次第で得られる価値は何倍にも違ってきます。
税理士紹介を専門とする株式会社タックスコムでは、20年・26,000件以上の紹介実績を通じて、税理士との関係がうまくいっている経営者の共通点を見てきました。この記事では、税理士との上手な付き合い方と、関係を長続きさせるための具体的な行動を解説します。
目次
大前提:税理士と経営者は「対等なビジネスパートナー」
税理士との付き合い方を考える上で、最も重要な前提があります。それは、税理士と経営者は対等なビジネスパートナーであるということです。
山下健一著『税理士に顧問料を払う本当の理由』(Amazon税理士カテゴリ1位)では次のように述べています。
「これは根本的な話になりますが、そもそも経営者と税理士はビジネス上で対等関係です。どちらが上、どちらが下ということがあり得てはいけないのです。会社のお金の流れをすべて見せる相手なわけですから、取引相手ではなくビジネスパートナーとして対等な関係であることが大切になります。」
お金を払っている側がお客様という感覚になりがちですが、それは税理士との関係を悪化させる原因になります。一方で、税理士が上から目線で接してくる場合も健全な関係とは言えません。両者が対等なパートナーとして接することが、良好な関係の出発点です。
絶対やってはいけない4つのNG行動
書籍では、税理士との付き合いでやってはいけないこととして4つが明示されています。
NG① 対等に見ない
「お金を払っているんだから何でもやってくれ」という態度や、月次の打ち合わせを何度もドタキャンするといった行動は、対等な関係を壊します。税理士は時間単価で動いており、約束をないがしろにすることは相手の時間と仕事に敬意を払っていないことになります。
NG② 報酬の未払い
顧問料の未払いは、税理士との信頼関係を根底から壊す行為です。経営状況が悪化して一時的に払えない場合はすぐに相談すべきですが、確信犯的な未払いや支払いの先延ばしは、業界内で要注意人物として扱われるリスクがあります。
NG③ 必要以上の値切り
相場を大きく下回る顧問料を要求すると、税理士側も最小限の労力で仕事を終わらせようとするのは自然なことです。「相場に見合った報酬を払い、それ以上の価値を得る」という関係が健全です。値切りすぎはサービスの質を下げる原因になります。
NG④ 頻繁に税理士を変える
1〜2年ごとに税理士を変えることは、経営者自身の評判を下げます。優秀な税理士からは「この経営者には何か問題があるのでは」と敬遠されるリスクがあります。税理士はできる限り長期で付き合う前提で選ぶことが重要です。
税理士から最大限の価値を引き出す5つの行動
① 会社の情報をすべてオープンにする
税理士は提供された情報をもとにアドバイスをします。情報が少ないほど、アドバイスの精度は下がります。会社の方向性・経営者のやりたいこと・抱えている課題・懸念していることをできる限り正直に伝えることが、税理士からの的確なアドバイスにつながります。
「税理士との上手な付き合い方とは、会社経営に関する情報をすべて伝えた上で起こりうるリスクを指摘してもらいながら経営判断をしていくことです。」
② 具体的な相談内容を事前に整理して臨む
月次の打ち合わせを「なんとなく数字を確認する時間」にしていると、得られる価値は限られます。「今期の利益が○○万円になりそうだが、どんな節税策があるか」「来期に新しい設備を入れたいが財務的に問題ないか」のように、具体的な相談内容を事前に整理して臨むことで、打ち合わせの密度が格段に上がります。
③ 税理士のブレーンを積極的に活用する
優秀な税理士(レベル4以上)は、社労士・司法書士・金融機関などとのネットワークを持っています。このネットワークは、経営者から積極的に「紹介してほしい」と依頼しない限り、税理士側から自発的に動いてくれることはまずありません。
「注意点としては、何も言わなければ教えてくれないもので、頼らずして相手から協力してくれるケースはまずありません。力を借りたいと考えたときは遠慮なくお願いすること、そして、お願いできる関係を築いていくことを考えるようにしましょう。」
④ 月次の打ち合わせを有効活用する(毎月会う必要はない)
毎月会うことが目的化してしまうと、雑談で終わる打ち合わせになりがちです。メールや電話で済む内容はそちらで対応し、対面の打ち合わせは「重要な意思決定の議論」に集中させることで、双方の時間を有効に使えます。
⑤ 経営の結果責任は自分が持つという意識を持つ
税理士のアドバイスを参考にしながらも、最終的な経営判断は経営者自身が行うという意識を持つことが重要です。税理士に「どうすればいいか」という答えを求めるのではなく、「リスクを教えてほしい」という使い方が税理士との関係を健全に保ちます。
税理士との関係がうまくいっている経営者の共通点
税理士コンシェルジュを通じて見てきた経営者の中で、税理士との関係が長期的にうまくいっている人には以下の共通点があります。
✅ 税理士との関係がうまくいっている経営者の共通点
- 税理士を「申告書を作る人」ではなく「財務のパートナー」として捉えている
- 会社の状況・方向性・悩みを包み隠さず伝えている
- 報酬を適正に・期日通りに払っている
- 「こんなことを頼んでいいのか」と遠慮せず、必要なことは積極的に依頼している
- 税理士のネットワーク(他士業・金融機関)を積極的に活用している
- 税理士のアドバイスを参考にしながら、最終判断は自分でしている
税理士コンシェルジュが「長期的な関係」をサポートする理由
株式会社タックスコムの税理士コンシェルジュは、単なる紹介で終わらず、経営者と税理士の長期的な関係構築をサポートします。
- 代表・山下健一が紹介前に税理士と直接面談しているのは業界で当社だけ。人間性・コミュニケーションスタイルまで把握した上で紹介。登録率30%以下の厳選1,600名以上から提案
- 担当スタッフ全員が決算実務10年以上の経験者。「今の税理士との関係をどう改善するか」という相談にも対応
- 契約後も定期フォローあり。「関係がうまくいっているか」を継続的に確認してサポート
- 20年・26,000件以上の紹介実績から、税理士紹介・税理士探しの専門会社として長期継続できるマッチングを実現
まとめ
- 税理士との付き合いの大前提は「対等なビジネスパートナー」。どちらが上下という関係は健全ではない
- やってはいけない4つのNG行動は「対等に見ない」「報酬未払い」「必要以上の値切り」「頻繁な変更」
- 価値を最大化するには「情報をオープンにする」「具体的な相談内容を準備する」「ブレーンを積極活用する」「結果責任は自分が持つ」が重要
- 税理士との関係がうまくいっている経営者は、税理士を財務のパートナーとして積極的に活用している
- 税理士コンシェルジュでは契約後も定期フォローで長期的な関係構築をサポート
この記事の監修・運営
税理士コンシェルジュ編集部
株式会社タックスコム|代表:山下健一
2008年のサービス開始以来、「税理士選びの判断基準」を専門とする紹介サービスを運営。代表の山下健一が1,600名以上の税理士と直接面談し、登録率30%以下の厳選審査を実施。個人事業主から年商数百億円の上場企業まで、累計26,000件以上・20年にわたる紹介実績を持つ。担当スタッフは全員、決算実務10年以上の経験者。
いきなり税理士を紹介するのではなく、「そもそも変えるべきか」「紹介を使うべき状況か」という判断の整理からサポート。テレビ東京・週刊ダイヤモンド・経済界・税理士新聞などのメディアに掲載実績あり。代表著書『税理士に顧問料を払う本当の理由』はAmazon税理士カテゴリ1位を獲得。
面談済み税理士 1,600名以上登録率 30%以下紹介実績 26,000件以上創業 20年Amazon 税理士部門 1位
最終更新日:2026年3月27日
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