税理士選びで失敗しないために重視する2つのポイント
会社で税理士に仕事を依頼することを考えた場合、「よい税理士を選びたい!」と考えるのは当然です。すると、
「よい税理士や会計事務所は、どうやって探せばよいのだろう」
「誰がよい税理士なのか、どうやって判断すればよいのだろう」
「税理士・会計事務所を選ぶときに失敗しないで済むにはどうすればよいのだろう」
といった疑問がわいてくるのではないでしょうか。
仕事を依頼するのであれば、なるべく優秀な人にお願いしたいものです。それは、税理士や会計事務所選びにおいても同様です。
しかし「よい税理士」「優秀な税理士」を何で判断するかが問題です。ただ眺めているだけでは、税理士や会計事務所の優劣はわかりづらいものです。そこで、判断基準を明確にしてから選ぶことが大切です。未然に失敗を防ぐことができます。
税理士を選ぶときの最も大切なポイントは、その税理士や会計事務所が「税理士業もサービス業である」ということの自覚を持っているか。誠実さがあるか。そして、自社や経営者の方ご自身との相性がよさそうか。
ここを見極めることが大切で、その見極めがよい税理士や会計事務所の判断の第一歩になります。以下で、具体的に解説していきます。
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目次
よい税理士・会計事務所の選び方3つのポイント
一番にチェックするポイントは「顧客に対して誠実であり、悩みを共有して解決にあたってくれそうか」をチェックしてみましょう。つまり、実務能力の高さだけではダメなのです。人と人としてのコミュニケーション能力を備えていることが重要です。
例えば、以下の3つのポイントを満たしているかチェックしてみることをおすすめします。有力な検討材料となるでしょう。
1、その税理士との相性はよさそうか?
自社の顧問税理士について「説明がわかりにくい」「態度が偉そう」といった不満を持っている経営者の方は実に多いですが、相性のよい税理士であれば問題は発生しないでしょう。人間同士の相性のよさは、万難を排するといっても過言ではありません。
相性がよければ「わかりにくいから、もっと丁寧に説明して」「あの態度はないんじゃない?」とストレートに意見を言えるはずです。また「こんなことを聞いたら迷惑だろうか」といった遠慮もしないですむでしょう。
相性のよさは、情報共有・連絡のスムーズさにも繋がります。ひいてはお互いに満足できる関係の構築が期待できます。税理士や会計事務所が経営者の悩みを共有し、味方になってくれる存在となってくれれば、経営的には鬼に金棒です。
2、その税理士は、レスポンスが速いか?
仕事を任せるパートナーとして、税理士はスピード感を備えていることも大切です。諸々の連絡や報告に際して、適切にレスポンスが返ってくることは気持ちがよいものですし、迅速な経営判断にもつながります。
意図がしっかり税理士に伝わっていることもわかって、依頼者としては安心して仕事をまかせることができます。それには、税理士との日頃からのコミュニケーションが欠かせません。
場合によっては先回りして準備をしておく必要もあり、端的にいえば「この税理士は、気が利くのか」がレスポンスのスピードからわかります。
3、その税理士は、業界に詳しいか?
税理士に仕事を任せるとき、一般的な税務会計知識であれば税理士のほうが詳しいのは当たり前です。しかし、自社の業界のことについては、どうでしょうか?
慣習や業界用語、季節的な仕事の流れ、地域的な業者間の力関係など、業界内部の事情について予備知識がゼロでは、税理士業務にも支障を来してしまいます。
その点、業界事情に詳しい税理士であれば、安心して仕事を任せることができます。このことは、日頃の会計処理だけでなく資金繰りや経営的なアドバイスの優劣にも影響するものです。過去に同業界の顧客を持ったことがあるか、確認してみるとよいでしょう。
税理士選びに失敗しないための、2つのポイント
ここまで、よい税理士・会計事務所の選び方のポイントをみてきましたが、ここからは「失敗しないためのポイント」も挙げていきます。税理士選びに失敗すると、以下のような不満や悩みを抱えるようになります。
1、「この税理士、契約時に十分な説明をしてくれない・・・」
税理士と契約を結ぶときの打合せで「普通はこうです」「そこは任せていただいて・・・」「こちらはプロなので」などと、漠然とした言葉だけしか返ってこない場合があるかもしれません。
そんな場合は、要注意です。顧問契約後、経営上で悩んでいることがあり税理士に相談したときに同様の態度だったら、どのように思うでしょう? 税理士や会計事務所と契約をするときに、事前に見積りを取ったり契約前に内容について説明を必ず受けましょう。
「なぜこの業務が契約に含まれるのか」「料金的な根拠は何と考えているのか」「ミスがあったときは、どのように補償してくれるのか」などを聞いてみて、明確に説明ができないようであれば要注意です。
複数人が所属する会計事務所に仕事を依頼することになる場合「自社の担当者が説明下手だが、所長税理士はしっかりしている」という場合もあるかもしれません。しかし、日ごろから付き合うことになるのは担当者ですから、その質を問うことは大切です。
2、「この税理士、コミュニケーションが取りづらい・・・」
「悪い人じゃないんだけど」「優秀なのはわかるけど」、しかし「何だか合わない・・・」ということは人間関係においてあるものです。
質問の意図が伝わりにくかったり、同じことを何度も聞き返されるなど、どうしても話が咬み合わない相手もいるでしょう。一概にはいえませんが、例えば年齢が離れすぎていたり、会計・税務に対しての考え方が違いすぎると、こうしたすれ違いが生じやすくなります。
たしかに「最初は合わないと思ったけれど、後になってよい関係を築けた」ということもあります。しかし、契約前の交渉の段階でコミュニケーションの取りづらさを感じたら、たいていはその後もしっくりとこない感覚は続くものです。
「なんだか、この人とは話が合わないな」というシグナルには従っておいたほうが、失敗は避けられるでしょう。
税理士業はサービス業
税理士は、ひと昔前は「先生」と呼ばれることが多かったものです。このことからも察することができるように「税理士のいうことは正しいのだから、従うべきである」という風潮がありました。
しかし近年では、税理士にも依頼者にも意識の変化が生じ、サービス業としての姿勢を求める傾向が強くなっています。
そこで大切になるのは、やはり税理士のコミュニケーション能力なのです。税理士が誠実さをもって依頼者の意図を汲み、寄り添う姿勢が評価される時代になっています。このような姿勢が、結果的に依頼者の会社によい影響を与えることは明確です。
裏を返せば、コミュニケーション力に欠ける税理士や会計事務所を回避することが、よい税理士や会計事務所の選び方、といえます。
税理士との、相性のよさを大切に
税理士にも、様々なタイプがいます。慎重な考え方の人も、大胆な考え方の人もいます。熱血漢な人もいれば、ドライな人もいます。それは、能力というよりも個性や性格によるものでしょう。
上記のような一般的なコミュニケーション能力や、社会人としての能力に加え、人それぞれが持つ個性を、契約前の面談などで見極められると、なおよいでしょう。
会話の中のちょっとした一言やしぐさから「この人、何だか好感が持てるな」「この人は親身になってくれそうだな」と感じたり「何だか偉そうだな」「ちょっと呑気すぎるかな」と感じたりしたら、それをシグナルとして捉え、判断要素に加えましょう。相性のよさは、とても大切です。
税理士を会社の顧問として迎えることを会社にプラスとするためにも、気持ちのよい関係を築いていけそうな税理士を選ぶとよいでしょう。

※税理士選びで失敗したくない方は『税理士紹介会社に依頼する3つのメリット・2つのデメリット』をご覧ください。
最終更新日:2025年12月30日
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