税理士と契約するときの注意点7選|契約書の確認ポイント

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税理士と契約するときの注意点7選|契約書の確認ポイントと顧問契約の落とし穴

2023年3月29日
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📋 この記事でわかること

  • 税理士と契約する前に確認すべき7つの注意点
  • 契約書に必ず記載されているべき項目
  • 「追加料金」が発生しやすい業務の見落としパターン
  • 解約条件・解約予告期間の確認方法
  • 契約後に「思っていたと違う」を防ぐための事前確認リスト

「契約してから、思っていたサービスと全然違った」「追加料金が次々と発生した」「解約しようとしたら1年間は解約できないと言われた」——税理士との契約トラブルは、契約前の確認不足から生まれることがほとんどです。

税理士との顧問契約は、一度結ぶと長期間続くものです。だからこそ、契約前の確認が後悔のない関係を築くための最大の防衛線になります。税理士紹介を専門とする株式会社タックスコムでは、20年・26,000件以上の紹介実績を通じて、契約時のトラブルパターンを数多く見てきました。この記事では、税理士と契約する前に必ず確認すべき7つの注意点を解説します。


注意点① 契約書の有無と解約条件を必ず確認する

まず最初に確認すべきは、契約書がきちんと存在するかどうかです。実は、契約書を取り交わさないまま口頭で顧問契約を始めてしまう税理士事務所が一定数存在します。これは経営者にとって大きなリスクです。

山下健一著『税理士に顧問料を払う本当の理由』(Amazon税理士カテゴリ1位)でも次のように指摘されています。

「契約書についてもしっかりと見ておく必要があります。一度契約すると1年間解約できないという縛りがあることもあれば、そもそも契約書の取り交わしをしないところもありますので注意しましょう。」

契約書には必ず以下の内容が明記されているかを確認してください。

📋 契約書で確認すべき基本項目

  • □ 契約期間(自動更新の有無)
  • □ 解約の予告期間(「3ヶ月前までに通知」など)
  • □ 解約時の違約金・ペナルティの有無
  • □ 顧問料の金額と支払いサイクル
  • □ 担当者の記載(変更時の通知義務)
  • □ 業務範囲の明示(何が含まれ、何が含まれないか)

注意点② 業務範囲を具体的に確認する

「顧問料に何が含まれているか」を曖昧にしたまま契約すると、後から「その業務は別料金です」と言われるトラブルが発生します。

税理士の顧問サービスに含まれる主な業務は以下のとおりですが、事務所によって含まれる範囲が大きく異なります。

業務内容 顧問料に含まれることが多い 別途料金になることが多い
月次訪問・電話相談
会計データのチェック
法人税・消費税申告書の作成 ✅(決算料として別途のことも) ⚠️
記帳代行・会計ソフト入力 ✅ 別途料金が多い
給与計算 ✅ 別途料金が多い
年末調整 ✅ 別途料金が多い
税務調査の立ち会い ✅ 別途料金が多い
融資・補助金の相談サポート ✅ 別途料金または対応不可

特に注意が必要なのが「決算料」です。毎月の顧問料とは別に、決算申告時に追加料金が発生する事務所が多くあります。事前に「決算料はいくらか」を必ず確認しておきましょう。


注意点③ 実際の「担当者」を確認してから契約する

大手税理士法人や中規模事務所では、所長ではなくスタッフが担当になるケースがほとんどです。初回面談で印象が良かった所長と、実際に担当するスタッフが別人というケースが多くあります。

「契約する前に担当となる人には必ず一度会ってから決めるようにしましょう。特に、所長が昔ながらのワンマンなケースだと、担当スタッフがよく変更したりします。」

契約前に必ず実際の担当者と面談し、以下を確認してください。

  • 担当者の経験年数・得意分野
  • 担当者が変わる場合の通知ルール
  • 所長への相談が必要なとき、アポが取れるかどうか
  • 月次担当とは別に、相談したいときの連絡方法

注意点④ 「料金の説明ばかりする」「いきなり契約書を出す」税理士に注意

初回面談でいきなり料金の話ばかりしてくる税理士や、面談の場でいきなり契約書を出してくる税理士には注意が必要です。

「料金だけの説明しかしなかったり、いきなり契約書を出してくる税理士は、経営者をビジネスパートナーとしてではなく財布として見ているのかもしれません。」

信頼できる税理士は、まず経営者の状況・悩み・今後の方向性をヒアリングし、その上でどんなサービスが必要かを一緒に考えてくれます。初回面談の「聞く姿勢」こそが、その税理士の人間性を判断する最大の機会です。


注意点⑤ 顧問料の「相場感」を把握してから交渉する

顧問料の水準は事務所によって大きく異なります。年商5,000万円規模の会社を例にすると、レベル別のおおよその月額報酬目安は以下のとおりです。

レベル 特徴 月額目安
レベル1 ミスが多い・借入できない決算書を作る 1.5〜2万円
レベル2 申告はするが提案なし・経営に無関心 4〜5万円
レベル3 親身・レスポンス早い・適正価格 2万円前後
レベル4 人脈を活かして経営者の悩みを解決する 4万円前後
レベル5 事業計画×現場を連動させPDCAを回す 10万円〜

相場を知らずに交渉すると、必要以上に値切ってサービスの質を下げてしまうリスクがあります。一方、相場以上の料金を当然のように請求してくる税理士にも注意が必要です。「適正な報酬を払い、それ以上の価値を得る」という視点で交渉することが重要です。

なお、顧問料の交渉は税理士コンシェルジュが代行・サポートすることも可能です。


注意点⑥ 会計ソフト・記帳方針を事前にすり合わせる

使用する会計ソフトについても、契約前に確認しておくことをおすすめします。税理士事務所によって対応できるソフトが異なり、あとから変更を求められると経営者側の負担が大きくなります。

また、記帳(会計入力)を経営者側でやるのか、税理士側で代行するのかによって、顧問料や業務フローが変わります。

  • 自計化(社内入力):リアルタイムで数字を把握できる。年商5,000万円以上なら推奨
  • 記帳代行(税理士側で入力):経営者の手間は省けるが、数字の把握が2ヶ月程度遅れるリスクがある。追加料金が発生することが多い

どちらにするかを契約前に明確にし、料金・フロー・データの共有方法まで合意しておきましょう。


注意点⑦ 金融機関・他士業との連携体制を確認する

融資サポートや、社労士・司法書士といった他士業との連携が必要な場面は、経営が続く限り必ず訪れます。「その税理士がどんなネットワークを持っているか」は、長期的な顧問関係において非常に重要です。

書籍では、レベル4の税理士の特徴として次のように述べています。

「借り入れをしたい場合は馴染みのある金融機関を紹介してくれたり、一緒に赴いて説明をしてくれたりします。さらに、助成金に強い人を紹介してくれたり、その税理士だけで解決できないことも人脈を使うなどして解決するように努めてくれます。」

契約前の面談で、「融資の相談に乗ってもらえますか?」「社労士や司法書士を紹介してもらえますか?」と直接聞いてみることで、その税理士のネットワークの厚みを確認できます。


契約前の最終チェックリスト

✅ 税理士と契約する前の確認リスト

【契約書・費用】

  • □ 契約書が存在し、業務範囲・解約条件が明記されているか
  • □ 解約予告期間(○ヶ月前通知など)を確認したか
  • □ 決算料・追加料金の発生条件を確認したか
  • □ 記帳代行・給与計算・年末調整の料金を確認したか

【担当者・体制】

  • □ 実際の担当者と事前に面談したか
  • □ 担当者変更時の通知ルールを確認したか
  • □ 所長への相談が必要なときのアポ取りが可能か

【業務・ツール・ネットワーク】

  • □ 対応できる会計ソフトを確認したか
  • □ 記帳代行か自計化かを合意したか
  • □ 融資・他士業紹介のネットワーク有無を確認したか
  • □ 税務調査への対応方針・立ち会い料金を確認したか

税理士コンシェルジュが「契約前の安心」をサポートする理由

株式会社タックスコムの税理士コンシェルジュでは、紹介だけでなく契約前の条件確認・交渉サポートも行っています。

  • 代表・山下健一が紹介前に税理士と直接面談し、業務範囲・料金体系・担当体制まで把握済み。登録率30%以下の厳選1,600名以上から提案
  • 顧問料の適正水準の確認・交渉サポートも無料で対応
  • 担当スタッフ全員が決算実務10年以上の経験者。「この条件は適切か」という判断も専門的な視点でアドバイス
  • 契約後も定期フォローあり。「契約内容と実態が違う」という事態を早期に把握してサポート
  • 20年・26,000件以上の紹介実績から、長期継続できるマッチングを実現

まとめ

  • 税理士との契約トラブルのほとんどは、契約前の確認不足から生まれる
  • 契約書の有無・解約条件・業務範囲・追加料金・担当者・会計ソフト・ネットワークの7点を必ず事前確認する
  • 「料金の説明ばかり」「いきなり契約書を出す」税理士は経営者をビジネスパートナーとして見ていない可能性がある
  • 相場を把握した上で「適正な報酬を払い、それ以上の価値を得る」という視点で契約に臨む
  • 税理士コンシェルジュでは、契約前の確認・交渉サポートまで無料で対応

この記事の監修・運営

税理士コンシェルジュ編集部

株式会社タックスコム|代表:山下健一

2008年のサービス開始以来、「税理士選びの判断基準」を専門とする紹介サービスを運営。代表の山下健一が1,600名以上の税理士と直接面談し、登録率30%以下の厳選審査を実施。個人事業主から年商数百億円の上場企業まで、累計26,000件以上・20年にわたる紹介実績を持つ。担当スタッフは全員、決算実務10年以上の経験者。

いきなり税理士を紹介するのではなく、「そもそも変えるべきか」「紹介を使うべき状況か」という判断の整理からサポート。テレビ東京・週刊ダイヤモンド・経済界・税理士新聞などのメディアに掲載実績あり。代表著書『税理士に顧問料を払う本当の理由』はAmazon税理士カテゴリ1位を獲得。

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最終更新日:2026年3月27日


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